観光の要所
ニューオリンズと言えばなんといっても音楽です!
この町には、文字通りどんな音楽でも揃っています。フレンチ・クォーターからは年中音楽が溢れ、フレンチ・マーケットでは週末になると、ジャズ・コンサートが開かれます。ありとあらゆる所に歌が流れ、ダンカン・プラザでは正午にブラウン・バック・コンサート(訳者注:茶色の紙袋に入れた昼食持参で集まることから名付けられた)がセント・チャールズ・アベニューのクライスト・チャーチ・カテドラルでは毎週日曜日の4時にクラシック・コンサートが催されます。また、ジャクソン・スクエアでは、ストリート・ミュージシャンが奏でる音楽も楽しめます。
ジャクソン・スクエアはフレンチ・クォーターの中核で、ここからフレンチ・クォーターが始まりました。かつてのプラス・ダルム(練兵所)で、 フレンチ・クリオール人の活動の中心でした。今日、そのパレード広場は深い緑で覆われた公園に変わり、周りの鉄柵は地元のアーティストの絵で溢れています。そして、ジャズ、レゲエ、リズム & ブルースなどを奏でるミュージシャンの側では、タップダンスやパントマイムなどの大道芸人が観光客を楽しませています。
聖ルイス大聖堂は米国で最初の大聖堂で、ジャクソン・スクエアの真ん中に位置しています。この中を一度でも見なければ、 ニューオリンズを見たとは言えないでしょう。
ディケーター・ストリートにあるワシントン・アーティレリィ・パークに立つと、ジャクソン・スクエアやミシシッピ河が一望できます。このオールドマン・リバーをすぐ側で見るなら、ムーン・ウォークを歩いてみることです。散歩道の脇が川になっています。また、ベンチに座り、ミシシッピ河に浮かぶ外国船やタグボート、リバーボートなどが目の前から出入りする光景も満喫できます。
ワシントン・アーティレリィ・パークから下流側を眺めると、250年余の歴史を持つフレンチ・マーケットがあります。色とりどりの野菜や果物、専門店などがぎっしりと詰まり、数々のエンターテイメントに加え、週末には蚤の市があり、一年中賑やかな場所です。パークの上流側(カナル・ストリート側)には、ミシシッピ河に沿ってジャクソン・ブルリー、 ミルハウス、マーケットプレイス、があり、これらの建物はかつての有名な醸造所でした。建物の外側を昔のまま残し、中だけを改築して、現在ではブテックやレストランなどに使われています。
ニューオリンズ観光会議委員会、編集によるフレンチ・クォーター・ウォーキング・ツアーは、フレンチ・クォーターの史跡を見て歩くツアーです。このパンフレットには、フレンチ・クォーターやガーデン・ディストリクトの優雅な大邸宅を見るドライブツアーも含まれています。鬱蒼(うっそう)と生い茂る木々に囲まれた美しいセント・チャールズ・アベニューからファースト・ストリートに1ブロックほど入ってみると、この町の素晴しさに魅せらせます。
セント・ルイス・セメタリーNo.1(ニューオリンズ最古の墓地)には、ジャン・ラフィート国立公園の公園保護官が案内する無料ツアーが出ています。
ミシシッピ河を渡るなら、風通しのよいフェリーを利用してみませんか。川向こうに、たくさんの発見が待っています。フェリーは、カナル・ストリート埠頭、ジャクソン・アベニュー埠頭、シャルメットから出ています。
一日たっぷりとアート・ギャラリーを観て回るのもいいものです。市内には約50もののギャラリーがあり、必ずどこかで展覧会が開かれています。
外国プラザは、この町の歴史に残る4カ国の特徴を表わしています。ピアッザ・ティタリアは、イタリアの地図の形に沿った野外広場と噴水があります。また、イングリッシュ・プレイスでは、ウィンストン・チャーチルが陽気に葉巻をふかしている銅像があり、プラス・デ・フランスには、まばゆいジャンヌ・ダルクの銅像が誇り高く立っています。そして華麗なスパニッシュ・プラザには見事な噴水とモザイク模様のタイルがあります。他にも地元のホーロやヒロインの銅像や記念碑が町中にあります。三日月の町の設立者、ジャン・バブティスト・ル・モワインとスール・デ・ビエンビルの銅像が、ハワード・アヴェニューとロヨラ・アヴェニューの角にあり、ジャクソン・スクエアには、1815年のニューオリンズの戦いでヒーローになったアンドリュー・ジャクソン将校の大きな騎馬像があり、リー・サークルには、南北戦争の南軍の指揮官かつ南部で最も愛される戦死、ロバート・リー将軍の銅像がそびえています。ヘンリー・クレイやベンジャミン・フランクリン、P.G.T.ボルガード、マーガレット・ホーリーなどは、銅像や記念碑の一部です。
ハイヤット・リージェンィー・ホテルの32階にあるトップ・オブ・ザ・ドリームや、マリオット・ホテルの41階のリバー・ビュー、ヒルトン・ホテルのレインフォーレスト、そしてジャクソン・ブルリーやミルハウスの最上階の入り口などから見る町の眺めは最高です。また、町中の観光だけでなく、地元の住民がよくするように、レイクフロントでポンチャントレイン湖に浮かぶヨットを眺めたり、湖の周りで日光浴をしたり、またピクニックを楽しむのもいいでしょう。
ニューオリンズの広大な公園も見逃がせないで下さい。シティ・パーク・アベニューにあるシティ・パークは1.500エーカーもある広大な公園で、この中には、スパニッシュ・モス(苔の一種)が垂れ下がる樫の大木や、ひっそりと静まりかえった沼、ハイキングコース、ゴルフコース、テニスコート、植物園、遊園地(20世紀初めからの古い回転木場)、ピクニックのための広々とした場所などが全て揃っている町のオアシスです。緑が多いのはセント・チャールズ・アベニューにあるオードュボン公園も同じですが、ゴルフコースやテニスコートに加え、樫の並木道の1.8マイル(約2.896m)ジョギングコースもあり、この中にはエクササイズ・ステーションが18カ所ついています。木の下で清浄な空気をたっぷり吸ってくつろぐのは、本当に気持ちのいいものです。
ニューオリンズの建築は独特な魅力を持っています。フレンチ・クォーターには、2階から3階の外に突き出す古風なベランダ、古い煉瓦造りの家、パステルカラーの化粧しっくい、凝った装飾と渦巻状に流れる優雅なアイアンワークなどが見られます。そしてそれとは対称的に、ガーデン・ディストリクトには、ギリシャ様式の建築物やイタリア風建築、アン王朝様式の大邸宅などが広い芝生に囲まれてあります。また、この町は現代の顔も持っています。巨大なスーパードームは世界最大級の室内の競技場で、ニューオリンズ・コンベンション・センターやリバーゲート、プレイス・セント・チャールズ、LL & Eビル、世界貿易センター、そしてこの町で一番高い建築物、ワン・シェル・スクエアなどがあります。
ニューオリンズの名物、プラリーンつくりを見るのも楽しいでしょう。この美味しいお菓子の作り方を覚えて、ニューオリンズの味をあなたの家庭に加えてみてはいかがですか。
ウィンドー・ショッピングは、観光客ばかりでなく市民にとっても楽しみのひとつです。フレンチ・クォーターのアンチック店や土産物店、ブティック、ギャラリーから、ジャクソン・ブルリー、ミルハウス、マーケットプレイス、カナル・プレイス、リバーウォーク、そしてニューオリンズ・センター・・・と、ダウンタウンにはウインドー・ショッピングの場所が十分揃っています。また、マガジン・ストリートは古風な造りのアンテック店が6マイル(約10km)も続いていいます。そしてそれを過ぎると、アップタウン・スクエア、リバーベンド、リンク、クリアブィュー、エスプラネード、ベル・プロムナード、オークウッド、レイク・フィレスト・プラザ、そしてレイクサイド・ショッピングセンターと、まだまだウインドー・ショッピング出来ます。
ニューオリンズには数々の大学があります。セント・チャールズ・ アベニューには、ロヨラ大学チューレン大学があり、湖の手前にはニューオリンズ大学、ディラード大学、ザビエル大学があります。これらほとんどの大学がコンサートや映画、講演などを無料で一般に公開しています。
フレンチ・カルチャル・サービス・センターは、フランス語の授業、ビデオカセット、図書館、定期的な展示会、映画祭、講演を提供しています。セント・チャールス・アベニュー3305番地、電話番号は891-6901です。
この町をいつ訪れても、お祭りが見られます。カーニバルは1月6日から始まり、マルディ・グラ(謝肉祭)に向けて徐々に盛り上がり、舞踏会やパレードが増えてきます。マルディ・グラはカーニバルの最後の2週で、無料で見られる世界最高のショーとも言えます。謝肉祭の前日(月曜日にあたる)には、スパニッシュ・プラザでは、仮面をつけた舞踏会が市主催で一般公開されます。そして謝肉祭当日(火曜日)には、奇抜なコスチュームに身を包むおよそ100万ぐらいの人が、朝から夜が更けるまで踊りやパレードに繰り出します。毎年、マルディ・グラ当日にはマスク・A・ゾーンという仮面のコンテストがあるので、是非それを見てみることをお薦めします。
マルディ・グラが終わるとすぐにセント・パトリック・ディやセント・ジョセフ・ディがあり、再び町中がパレードやパーティで賑わいます。そして、春祭り、フレンチ・クォーター・フェスティバル、テネシー・ウィリアムズ・ニューオリンズ・ライブラリー・フェスティバル、ジャズ・フェスティバルと、祭は止まることを知りません。フランス革命記念日には、ニューオリンズ中の市民がフランスとの絆を祝ます。また、地元料理にスポットライトを当てるラ・フィートの祭があり、秋になると、ルイ・アームストロング・クラッシックジャズ・フェスティバル、10月には各地でも秋祭りが催されます。また、ローマ法王がニューオリンズを訪れた時は(パレードも出て)町中が興奮し歴史に残る日となりました。ニューオリンズはカソリックの色の濃い町です。クリスマスのシーズンになると古い町並みの家々に飾りつけがされ、ジャクソン・スクエアでは、クリスマス・キャロルの集いがあります。ジャクソン・スクエアは大晦日の夜も又、大勢の人で賑わいます。年が開けると、熱狂的人気のシュガー・ボール(フットボール)試合の時期になり、同じ1月にはクラシック・ミュージック・フェスティバルが開かれます。・・・そして、またこの町にはカーニバルの季節がやってくるのです。
セント・チャールズ・アベニューとリバーフロントに走るストリートカーは、この町を見て回るのに絶好の乗り物です。たった数十セント(釣銭が出ないので、細かいお金を用意して下さい)で、米国最古の路面電車を味わえるのです。ガーデン・ディストリクトやキャロルトン・アベニューに沿った美しい邸宅の眺めや、リバーフロントで催されるアトラクションなどが電車の中から楽しめます。
ジャクソン・スクエア脇、 セント・ピーター・ストリート514番地のポンタルバ・ヒストリカル・パペッオリアム(あやつり人形館)では、ジャン・ラフィートの伝説が観られます。ショーは、毎日午前10から午後6時まで入場料は、大人00ドル、子供00ドルです。詳しくは、電話522-0344までお問い合わせ下さい。
セント・ピーター・ストリート726番地のプリザベーション・ホールでは、入場料00ドルでニューオリンズ最高のジャズが聴けます。詳しくは523-8939へ。
美術館、博物館巡りもありあます。ローヤル・ストリートのニューオリンズ歴史博物館は、米国でも優れた私立博物館の一つに挙げらています。詳しくは、523-4662へお問い合わせ下さい。チャーター・ストリート514番地のファーマシー博物館は、入場料00ドルで昔の薬の調合などが見られます。詳しくは524-9007まで。K&Bの中にあるバーレイン・コレクションは、平日9時から5時まで開館しています。ルイジアナ州立美術博物館には、カビルド、プレスビデル、1850ハウス、造幣局が含まれています。詳しくは569-6968まで。アーノーズ・レストランの中には、”女王のコレクション”と共にジャーメイン・ウェルズ・マルディ・グラ美術館があります。1937年から1968年にかけて、マルディ・グラのパレードで何度も女王に選ばれたジャーメイン・ウェルのガウンや記録この中に展示されています。造幣局には、ニューオリンズのジャズやマルディ・グラの歴史資料が展示・保管されています。住所は、エスプラネード・アベニュー400番地で、電話番号は568-6933です。
世界貿易センターの最上階からは町の絶景が見られます。大人00ドル(子供6ー12才まで1ドル)で平日9時から夕方5時までオープンしています。カナル・ストリート2番地、電話番号525-2185です。
オーデュポン動物園で、あらゆる動物に間近に合ってみてください。白いタイガーや白いワニ、ルイジアナ・スワンプ展示、世界の霊長類などが大人(12才以上)00ドル00セント、子供00ドル00セントで見られます。詳しくは860-2537まで。
ルイジアナ・ネイチャー・アンド・サイエンス・センターはレイク・フォーレスト・ブルバード11000番地にあり、ルイジアナ州の屋外生活を味わうのに絶好です。2ー3時間程歩くツアーで、大人00ドル、子供00ドルです。詳しくは、電話241-9606までお問い合わせ下さい。
(ハニ・ネイラー/ニューオリンズ観光会議委員会広報部からの依頼による執筆)